今回は四柱推命の日干が壬の人の性格や特徴についてご紹介します。
壬は陽の「水」 たまり水（海や湖）に例えられる
壬は陽の「水」です。日干が壬の人は、たまり水に例えられます。
たまり水の代表は海や湖など、地にある水です。
海のように広い心をもつスケールの大きな人間になれます。
向上心を持ち続ければ、社交的で、他人の面倒をみることが好きで、責任感も強い人間となり、誰からも慕われることになるでしょう。
小さなことや過去に生じたことに固執せず、肯定的に事象をとらえたり、相手の欠点や失敗に目をつぶり、長所を伸ばすように働きかけたりすることで、大がかりな転事をやり遂げることができるはずです。
大きな事を成し遂げる力がある 努力や良い環境が成功の鍵
打ち寄せる波が地形を変えてしまうように、壬の人は大きな仕事を成し遂げる巨大なパワーをもっています。
ただし、それが常によい結果をもたらすとは限りません。
例えば、壬の人は感情が高ぶり、我慢の限界を超えたときには津波のように、情け容赦なく相手に襲いかかります。
また、努力を怠ったり、環境に恵まれなかったりすると、壬の人もよどんだ水たまりのような、スケールの小さな人間になってしまうおそれもあることを覚えておかねばなりません。
壬の人の一般的傾向
春夏の水は枯れやすいので、水源になる庚を必要とします。
秋冬の水は氾濫しやすいので、堤防で制御しなければなりません。
すなわち成（山）が必要となります。
つまり日干が壬の人には、命式中に庚（鉄）と戊（山）があることが大きなプラスになります。
壬の相性
壬と他の星の相性についてご紹介致します。
壬と甲
海（壬）と木（甲）の関係です。
この場合は、木と川の関係と考えます。
木にとって親しみやすいのは雨の水であり、
したがって、
実際に壬に巻き込まれて、
実際に壬に巻き込まれて、
壬と乙
海（壬）と草（乙）の関係です。
この場合は、海ではイメージしにくいので川と草と考えます。
そのため乙は、常に壬の機嫌をとるようになります。
真の友情・
壬が乙に配慮すれば、よい関係になることができるでしょう。
壬が乙に配慮すれば、よい関係になることができるでしょう。
丙と壬
太陽（丙）と海（壬）の関係です。
スケールの大きな者同士、気が合います。
また、
壬は丙の偉大さを認め、大事にします。
壬と丁
海（壬）とロウソク（丁）との関係です。
とはいえ、海に投げ込まれたロウソクは消えてしまいます。
双方が自分を抑えることが、関係を続けるポイントになります。
壬と戊
海と山の関係です。
この場合は堤防と川の関係と考えます。
戊があれこれと構うことで、壬の動きがコントロールされ、周囲との関係もよくなります。
しかし、
おとなしそうにしていても、本当は自由でいたいという気持ちを、
おとなしそうにしていても、本当は自由でいたいという気持ちを、
壬と己
海と畑の関係です。
この場合は、畑と川の関係と考えます。
川の流れを引き込むことによって、
つまり、壬の方が優位に立つ関係が続きます。
つまり、壬の方が優位に立つ関係が続きます。
庚と壬
鉄と海の関係ですが、それではイメージしにくいので、
刀は火によって鍛えられますが、
庚にとって壬は、自分を高めてくれる存在です。
ただし、あまりにもどちらかが弱いと、
特に庚は、
壬と辛
宝石と海（壬）の関係です。
この場合は、宝石と清らかな水の関係と考えます。
清らかな水で汚れを落としてもらい、宝石は輝きます。
壬もまた、
良好な関係が長続きしやすいでしょう。
壬と壬
海と海の関係です。
この場合は、
小川が合流して大河になるように、
氾濫するときの川は濁っており、清らかさは失われています。
氾濫するときの川は濁っており、清らかさは失われています。
うまく制してくれる第三者がいるとよいでしょう。
壬と癸
海と雨雲の関係です。
同じ水同士なので、
繊細な差を広い心をもつ壬が受け止めれば、
ただし、癸が強すぎると壬が自分らしさを失い、
ただし、癸が強すぎると壬が自分らしさを失い、
