今回は日干が辛の人の性格や特徴をご紹介します。
辛は陰の「金」宝石に例えられる
辛は陰の「金」です。
日干が辛の人は、宝石に例えられます(ケースにより、小さな刃物に例えられることもあります)
宝石の輝きは人々を魅了します。そのため、自然に人が近づいてきます。
辛の人は何もしなくても、人々を幸せな気持ちにさせる不思議な力をもっています。
もっとも、そのことを辛の人が嬉しいと感じるかどうかは別問題です。
辛の人は細やかな感性の持ち主であり、独自の価値観をもっています。
好き嫌いがはっきりしているが、周囲に耳を傾けることが成功の鍵
辛の人は好き嫌いがはっきりとしていて、誰にでも心を許すわけではありません。
嫌いな人からは、なんと思われても気にならないのです。
また、辛の人は人からあれこれ指図されることを嫌います。
その反面、権威や権力に弱いので、本質を見極めることなく信用してしまい、痛い目にあうこ
ともあります。
また、飽きっぽいので近寄ってくる人を振り回してしまうこともあります。
同じ原石でも、カットの仕方で輝き方はずいぶん違ってきます。
宝石は自分から光を発するのではなく、光を反射して輝きます。
辛の人は過度に自己防御に走ることなく、周囲の人の言葉に耳を傾けるようにすれば、内に秘めたよさがどんどん引き出され、輝きが増していくはずです。
辛の人の一般的傾向
宝石が輝くためには清らかな水で洗うことが必要です。
これを「陶洗」といいます。
つまり日干が辛の人には、命式中に壬があることが大きなプラスになります。
辛の相性
辛と他の星との相性をご紹介します。
辛と甲
宝石(辛)と木(甲)の関係ですが、それではイメージしにくいので、 木と小さなハサミの関係と考えます。
長の斧やのこぎりと違い、 小さなハサミでは木を切り倒すことはできません。
せいぜい葉を少し切り落とすくらいですので、 それほどよい相性ではありません。
甲が弱ければ、力のバランスがとれてよい相性になります。
甲が弱ければ、力のバランスがとれてよい相性になります。
辛と乙
ハサミと草(乙)の関係と考えましょう。
ただし、 仲が良すぎてだらけることもあります。
辛と丙
宝石(辛)と太陽(丙)の関係です。
丙の光により辛は美しく輝きます。
辛と丁
宝石(辛)とロウソク(丁)の関係です。
ダイヤモンドも燃やされると、 ただの灰になってしまいます。
気位の高い辛にとって、丁はうとましい存在です。
丁が近づこうとするほど、 辛の心は離れていきます。
辛と戊
宝石(辛)と山(戊)の関係です。
ただし、 戊が辛に一方的にエネルギーを吸い取られる関係です。
武骨な男性が、 洗練された女性に夢中になってしまうかのようです。
戊にゆとりがあるうちはいいですが、 ゆとりがなくなると辛に相手にされなくなる可能性が高いです。
戊にゆとりがあるうちはいいですが、
辛と己
宝石(辛)と畑(己)の関係です。
土中から原石として掘り出されたのち、 磨き上げられて輝く宝石となった辛にとって、 畑の土はもはや無用の存在といえます。
面倒見のよい己があれこれと世話を焼いても、 辛はあまり感謝しません。
己が「見返りを一切求めない」という気持ちでつきあえば、 うまくやっていくことができるでしょう。
辛と庚
鉄(庚)と宝石(辛)の関係です。
この場合は刀(庚)と宝石(辛)と考えます。
五行では同じ金ですが、性格はかなり異なります。
ただし、 自分の意見を遠慮なく口にする庚は、絵細な辛を傷つけてしまうおそれがあります。
お互いに自分を抑えるタイプではないので、 一度関係が悪化すると修復はかなり困難です。
お互いに自分を抑えるタイプではないので、
辛と辛
宝石と宝石の関係です。
どちらも相手にどう思われても気にしないので、 他人からは不思議な間柄に見えます。
宝石が2つあるようなものなので、 周囲の注目を集めます。
辛と壬
宝石と海(壬)の関係です。
この場合は、宝石と清らかな水の関係と考えます。
清らかな水で汚れを落としてもらい、宝石は輝きます。
壬もまた、 自分が辛の役に立つことに喜びを感じます。
良好な関係が長続きしやすいでしょう。
辛と癸
宝石と雨雲(癸)の関係です。
辛と癸に共通しているのは、 繊細であるということです。
お互いに相手を気遣えば仲良くなれます。
とはいえ、 それは口でいうほど簡単ではありません。
また、 気遣いが過ぎて本音で語り合うことがないと、何年つきあっても理解し合えません。