今回は四柱推命の日干が癸の人の性格や特徴についてご紹介致します。
癸は陰の「水」です。天にある雨雲に例えられる
癸は陰の「水」です。
日干が癸の人は、天にある雨雲に例えられます(雨雲から降ってくる雨や雪、それらが集まった小川に例えられることもあります)。
雨は大地に潤いをもたらします。
雨が降らなければ作物は育たず、生活に使う水も不足します。
日干が癸の人も、雨のように人々にやすらぎや癒しを与える存在になることができます。
どちらかといえば目立たない存在ですが、周囲の人々にもたらす好影響は計り知れません。
物静かで忍耐力があり、誠実です。
雨は無数の小さな滴からなりますが、それらが集まれば大きな流れとなります。
炎の人もコツコツと努力を重ねて、成果を上げていきます。
誠実で繊細な心の持ち主 ストレス発散と様々な世界に目を向けることが成功の鍵
繊細な心の持ち主ですが、内向的で物事を悲観的にとらえるので、ストレスを溜めやすい傾向があります。
けがれなき天空から降ってくる雨に似て、癸の人も潔癖な一面をもっています。
自分の意に沿わないことはやらない方針で、強制されると頑固なまでに抵抗します。
ただし「食わず嫌い」はよくありません。
気が進まないことにチャレンジすることで、世界が広がる可能性もあります。
「NO」という前に一度検討する習慣を身につけるのもいいでしょう。
発の人の一般的傾向
雨は大地を潤しますが、春夏の雨は柔弱なので、水源である金を必要とします。
つまり日干が癸の人には、命式中に庚(鉄)があることが大きなプラスになります。
ない場合には辛(宝石)でも プラスの働きをもたらします。
癸の相性
癸と他の星との相性をご紹介します。
癸と甲
雨雲(癸)と木(甲)の関係です。
木の成長には雨が欠かせません。
しかし、雨の日が多すぎると木は日照不足で育ちません。
にすることが、よい関係を続ける条件になります。
癸と乙
雨(癸)と草(乙)という結びつきの強い関係です。
雨が草に降り注ぐように、
ただし、水のやりすぎは根腐れを起こします。
癸と丙
太陽(丙)と雨雲(癸)の関係です。
雨の日には太陽の光も十分に届きません。
うまくやっていくことはかなり難しいといえます。
癸と丁
雨雲(癸)とロウソク(丁)の関係です。
雨が降ればロウソクの力は衰え、 ときには消えてしまいます。
丁とが円満な関係を築くことは、 簡単ではありません。
山小屋で雨水をためて、温めて飲むこともあります。
山小屋で雨水をためて、温めて飲むこともあります。
戊と癸
山と雨雲の関係です。
頑固な一面をもつ戊が、 繊細な癸を思いやる心を見せれば、親密な関係が続くでしょう。
岩山に雨が降り注げば、少しずつ草木も増えていきます。
岩山に雨が降り注げば、少しずつ草木も増えていきます。
癸と己
雨雲(癸)と畑(己)の関係です。
両者の関係は基本的に良好です。
しかし、長雨は日照不足を招き、 かえって作物の生育を妨げます。
つまり、いつも一緒にいるような関係は、 かえってマイナスになります。
適度な距離を保つことによって、つきあいが長く続きます。
適度な距離を保つことによって、つきあいが長く続きます。
癸と庚
水(癸)と鉄(庚)の関係です。
この場合は刀と雨の関係とイメージすると良いでしょう。
同じ水でも、雨では刀を強くすることができません。
庚と癸は、 うまくやっていくのが難しい者同士です。
お互いの性格の違いを理解して、 ともに歩み寄るようにすれば、トラブルを減らすことができるでしょう。
癸と辛
雨雲(癸)と宝石(辛)の関係です。
辛と癸に共通しているのは、 繊細であるということです。
お互いに相手を気遣えば仲良くなれます。
とはいえ、 それは口でいうほど簡単ではありません。
また、 気遣いが過ぎて本音で語り合うことがないと、何年つきあっても理解し合えません。
癸と壬
雨雲(癸)と海(壬)の関係です。
同じ水同士なので、 相通じる部分はあります。
繊細な差を広い心をもつ壬が受け止めれば、 自然に親密な関係が生まれるでしょう。
ただし、癸が強すぎると壬が自分らしさを失い、 氾濫する川のように乱れてしまいます。
ただし、癸が強すぎると壬が自分らしさを失い、
癸と癸
雨雲と雨雲の関係です。
2人だけの秘密を共有することも多いでしょう。
ただし、 悲観的に物事をとらえるタイプなので、負の方向にエネルギーが向かうリスクがあります。