今回は四柱推命の日干が庚の人の性格や特徴をご紹介します。
庚は陽の「金」 鉄に例えられる
庚は陽の「金」です。日干が庚の人は、鉄に例えられます。
鉄は鍛錬され、磨かれれば美しく、切れ味の鋭い刀になります。
それと同じように、ストイックで負けず嫌いです。
また、物事を冷静に見て、判断を下すことができます。
しがらみや因習にとらわれることなく、状況に応じた決断ができるので、組織を活性化させるのはお手のもの。
変革期には頼りになる存在です。
攻めるのが得意で困難をものともせずに進んでいきます。
「じっとして時の流れを待つよりも、動いたほうがいい」と考えるタイプです。
頭の回転が速いが、思いやりと自己研磨が成功の秘訣
頭の回転が速いので、議論でも負けません。
とはいえそうした性格が反感を買ったり、失敗につながったりすることもあります。
「冷たい」「人を平気で傷つける」と言っていることは正しいけれど、ついていきたくない」などと非難されることもあります。
あまり他人の忠告に耳を傾けることがないので、軋轢が生まれがちです。
刀は十分に鍛錬されなければよいものになりません。
出来上がってからも研いだり、磨いたりしなければ見た目も切れ味も悪くなります。
日干がの庚の人には、自己研鑽を続ける生き方が求められます。
怠ると錆びて、もろく、外見も悪くなり、見向きもされなくなってしまいます。
庚の人の一般的傾向
斧やのこぎりは木を倒すのに使われるます。
金属が刃物という道具になるには火(人工の人)が必要です。
そして火が勢いよく燃えるには燃料すなわち木がいります。
つまり日干がの庚の人には、命式中に丁と甲があることが大きなプラスになります。
庚の相性
庚と他の星の相性をご紹介致します。
庚と甲
木(甲)と鉄(庚)の関係です。
両者のバランスがとれていれば、 よい関係になります。
ただし、甲が弱ければ、庚を恐れてしまいます。
ただし、甲が弱ければ、庚を恐れてしまいます。
また、 庚が弱ければ甲をうまく生かせず、甲から相手にされなくなってしまいます。
庚と乙
草(庚)と鉄(乙)の関係です。
庚は芝刈り機と考えましょう。
乙は庚に圧倒されてしまいます。
庚と丙
鉄(庚)と太陽(丙)の関係ですが、それではイメージしにくいので、 鉄は斧や刀と考え
ます。
ます。
楽観的でパワフルな丙と切れ味の鋭い庚の関係は微妙です。
丙のことをそれほどありがたがるわけではありません。
丁と庚
火と鉄(庚)の関係です。
火の力で庚は刺され、鋭い刃物になります。
また、庚に向上心がなければ、 丁を鬱陶しい存在として認識することになります。
庚と戊
山(戊)と鉄(庚)の関係です。
山から鉱石が採れるように、 庚は戊からエネルギーを得ます。
ただし、土は火と違って金属を溶かすことはできません。
庚と己
鉄鉱石(庚)と畑(己)の関係です。
畑にとって、 鉄鉱石はなんの役にも立たないため、邪魔になります。
己にとって庚は、 目の上のたんこぶのような存在です。
一方、庚はといえばまったく気を遣うことなく悠然としています。
庚と庚
鉄と鉄の関係ですが、それではイメージしにくいので、 刃物と刃物の関係と
考えます。
考えます。
互いにリスペクトすることができれば、 強い絆が生まれます。しかし、それが難しいのも事実です。
関係が悪化したときは、 刀同士が火花を散らしてぶつかるように激しく衝突
します。
関係が悪化したときは、
します。
お互いに遠慮することがないので、 一方がもう一方を再起不能なまでに痛めつけてしまうこともあります。
庚と辛
鉄(庚)と宝石(辛)の関係ですが、それではイメージしにくいので、 刀と宝石と考えます。
五行では同じ金ですが、性格はかなり異なります。
ただし、 自分の意見を遠慮なく口にする庚は、絵細な辛を傷つけてしまうおそれがあります。
お互いに自分を抑えるタイプではないので、 一度関係が悪化すると修復はか
なり困難です。
お互いに自分を抑えるタイプではないので、
なり困難です。
庚と壬
鉄と海の関係ですが、それではイメージしにくいので、 刀と水の関係と考えます。
刀は火によって鍛えられますが、 その後で水に浸されることで強くなります。
庚にとって壬は、自分を高めてくれる存在です。
ただし、あまりにもどちらかが弱いと、 もう一方が愛想を尽かしてしまいます。
特に庚は、 重に向上心を見せることが必要です。
庚と癸
鉄と水の関係ですが、それではイメージしにくいので、 刀と雨の関係と考えます。
同じ水でも、雨では刀を強くすることができません。
庚と癸は、 うまくやっていくのが難しい者同士です。
お互いの性格の違いを理解して、 ともに歩み寄るようにすれば、トラブルを減らすことができるでしょう。