今回は四柱推命の日干が己の人の性格や特徴についてご紹介いたします。
己は陰の「土」です。
日干が己の人は、畑に例えられます。
畑がさまざまな作物を生み出すように、己の人は多方面で才能を発揮することができるようになります。
才能を生かして多くの人々に幸せをもたらす生き方を目指しましょう。
好奇心旺盛で理解力に優れる 器用貧乏に注意
己の人は好奇心旺盛で、理解力が優れているため、1つのテーマを突き詰めるよりも様々な分野に手を染めようとします。
それ自体は悪くありませんが、いろんな種を植えて土地が痩せ、まともな作物ができなくなるように器用貧乏に陥ってしまうおそれもあるので要注意です。
また、己の人は人を育てるのも得意です。自分が生み出したものを惜しみなく周囲に分け与えることで、良切な関係を築き上げていきます。
面倒見のいい上司や教え上手な先輩として、年下の人間から慕われることも多いでしょう。
善良で人当たりもよく、家庭的ですが、心の器は決して大きくありません。
そのため猜疑心が強く、嫉妬深い一面をもっています。
また、優柔不断であり、ここぞというときに決断を下せず、現状維持に甘んじてしまうことがあります。
こうした点を意識して行動すれば、いい結果を生むことになります。
己の人の一般的傾向
田畑の土は湿り気を帯びていなければなりません。
また、田畑の作物が育つには太陽の光が不可欠です。
つまり日干が己の人には、命式中に癸(雨)と丙(太陽)があることが大きなプラスになります。
己と甲
畑(己)と木(甲)の関係です。
畑はそこに生える木には全力で尽くします。
落ちた葉は養分となるので、 必ずしも一方的な関係というわけではありません。
それでもやはり、 相手を思う気持ちは己の方が強いといえるでしょう。
己と乙
畑(己)と草(乙)の関係です。
草は作物と考えましょう。
作物と畑ですから、 両者の相性は申し分ありません。
己は乙をしっかりと支えます。
ただし、あまりにも己が弱いと、乙は大きく育ちません。
己と丙
畑(己)と太陽(丙)の関係です。
丙は己に惜しみなくエネルギーを注ぎます。
ただし、 あまりにも丙の力が強い場合には、己は乾燥し力を失ってしまいます。
己にとってはありがた迷惑となります。
エネルギッシュですがやや繊細さに欠ける丙とのつきあいは、 己には苦痛に
なるおそれがあります。
エネルギッシュですがやや繊細さに欠ける丙とのつきあいは、
なるおそれがあります。
己と丁
ロウソクと畑(己)の関係です。
ロウソクは焚火と考えてもよいでしょう。
そんな土の上では、 火は完全燃焼できずにくすぶります。
また、己にとっても丁は、 作物が育ちやすいように温めてくれるわけではありません。
己と戊
山と畑の関係です。
自然のままで大きな存在のと、 人の手が入った小さな己は、同じ土ですが性格は異なります。
そのことを忘れて、 山中に畑を広げるような真似をするとうまくいかなくなります。
己と己
畑と畑の関係です。
自然にうまくやっていけます。
ただし、 一緒にいて楽しいというだけで、それ以上のメリットを生むわけではありません。
手を携えて困難に立ち向かっていくというような、
いでしょう。
己と庚
畑と鉄鉱石の関係です。
畑にとって、 鉄鉱石はなんの役にも立たないため、邪魔になります。
己にとって庚は、 目の上のたんこぶのような存在です。
一方、庚はといえばまったく気を遣うことなく悠然としています。
己と辛
畑と宝石の関係です。
土中から原石として掘り出されたのち、 磨き上げられて輝く宝石となった辛にとって、 畑の土はもはや無用の存在といえます。
面倒見のよい己があれこれと世話を焼いても、 辛はあまり感謝しません。
己が「見返りを一切求めない」という気持ちでつきあえば、
己と壬
畑と海の関係ですが、それではイメージしにくいので、 畑と川の関係と考えます。
川の流れを引き込むことによって、 田畑は作物を育てることができます。
つまり、壬の方が優位に立つ関係が続きます。
つまり、壬の方が優位に立つ関係が続きます。
己と癸
畑と雨雲の関係です。
両者の関係は基本的に良好です。
しかし、長雨は日照不足を招き、 かえって作物の生育を妨げます。
つまり、いつも一緒にいるような関係は、 かえってマイナスになります。
適度な距離を保つことによって、つきあいが長く続きます。
適度な距離を保つことによって、つきあいが長く続きます。