今回は四柱推命の日干が乙の人の性格や特徴をご紹介致します。
乙の陰の「木」草に例えられる
乙の陰の「木」です。
日干が乙の人は草に例えられます。
草はひ弱そうに見えますが、実際にそうではありません。
空き地を放置しておくと、いつの間にか雑草が生い茂ります。
生命力は相当強いといえるでしょう。
木が育たない高山や海辺にも、したたかに生きる草の姿があります。
縁に覆われた草原は、人々の心に安らぎを与えます。
また、薬草や穀物も草の一種です。
一見、目立たないようで多く人々に良い影響を与えている、
日干が乙の人はそんな存在になることができます。
「雑草魂」という言葉があるように、この人も一見柔和でおとなしそうですが、したたかさを兼ね備えています。
自分からは敵をつくらないので、どんな人ともうまくやっていくことができるのです。
協調性・柔軟さを持つ乙 依存や八方美人に気をつけることが成功の鍵
協調性があり、多少妥協しても物事を進めていく柔軟さをもっています。
それゆえに、批判的な人からは周囲に左右されやすく、言動がコロコロ変化すると見られることがあります。
弱い面が出ると依存心が強くなり、結果的にだまされたり、弱みを握られて窮地に陥ったりすることもあるので注意が必要です。
乙の人の一般的傾向
草が成長するには、太陽の光と雨水が必要です。
日干が乙の人には、命式中に丙(太陽)と癸(雨水)があることが大きなプラスになります。
乙と他の日干の相性
甲と乙
木と草の関係です。
木も草も同じ植物ですが、 タイプはずいぶん異なります。
木から落ちた葉は草の栄養になります。
木から落ちた葉は草の栄養になります。
ある種の草は、 木に巻きついて成長します。
つまり、乙にとって甲は頼りがいがあります。
しかし、 甲はあまりにも乙に頼られると、徐々に鬱陶しく思うようになってきます。
乙と乙
草と草の関係です。
似たもの同士ですが、 仲が良くなるとは限りません。
例えば、穀物となる草にとっては、雑草は邪魔な存在です。
雑草からすれば、人々にありがたがられる穀物をねたみたくもなります。
仲が良くなれば、美しい草原のようにお互いに成長していけます。
乙と丙
草(乙)と太陽(丙)の関係です。
甲と丙の関係に似ています。
乙にとって丙の光と熱はありがたい存在です。
しかし、 太陽の光が強すぎると草は枯れてしまいます。
甲よりも弱い乙にとって、 丙とのつきあいは十分に気をつけなければなりません。
むしろ、丙が少し弱いくらいの方が、 バランスがとれて相性がよくなります。
乙と丁
草と灯火の関係と見ます。
ただし、 草は薪と違いすぐに燃え尽きてしまいます。
客観的に見れば、 乙にはかなりの負担がかかっていることになります。
丁はそのことにあまりにも無頓着です。
灯火が大きくなるほど、 燃料が必要になるので、よい関係を長く続けるのは大変です。
乙と戊
草と山の関係です。
畑に比べると栄養が少なく、 草にとっては生きにくい場所です。
すなわち乙にとって戊は、自分の手にあまる存在です。
一方、山の戊にとって草の乙は、 それほど重要な存在ではありません。
一方、山の戊にとって草の乙は、
お互いにとって得るものが少ない関係です。
乙と己
草と畑の関係です。
草は作物と考えましょう。
作物と畑ですから、 両者の相性は申し分ありません。
己は乙をしっかりと支えます。
ただし、あまりにも己が弱いと、乙は大きく育ちません。
乙と庚
草と鉄の関係です。
庚は芝刈り機と考えましょう。
乙は庚に圧倒されてしまいます。
乙と辛
草とハサミの関係と考えましょう。
ただし、 仲が良すぎてだらけることもあります。
乙と壬
草と海の関係ですが、海ではイメージしにくいので川と考えます。
そのため乙は、常に壬の機嫌をとるようになります。
真の友情・ 愛情を育むことは容易ではありません。
壬が乙に配慮すれば、よい関係になることができるでしょう。
壬が乙に配慮すれば、よい関係になることができるでしょう。
乙と癸
草と雨という結びつきの強い関係です。
雨が草に降り注ぐように、
ただし、水のやりすぎは根腐れを起こします。