四柱推命 日干が「丙」の性格・特徴・相性

今回は日干が丙の人の性格や特徴をご紹介します。

丙は陽の「火」日干が丙の人は太陽に例えられる

丙は陽の「火」です。日干が丙の人は太陽に例えられます。
太陽のようにエネルギッシュで明るく、親切で、おおらかな人になることができます。
太陽が分け隔てなく地上のものを照らすように、誰にでも公平にエネルギーを与えれば、多くの人に愛されます。

人気者気質なだけに周囲への気遣いと金銭感覚を磨くのが成功の鍵

人気者になれる素養が生まれながら備わっている一方で太陽のように別格の存在なだけに、周囲への気遣いという際は今一つです。
思っていることを TPO をわきまえずに口にしてしまっても気づきません。
日照りで人々が苦しんでいても、太陽がお構いなく熱と光を送ってくるようなものです。
意識的に他人のことを理解するようにすれば、よりいっそう愛されるようになるでしょう。
丙の人はあっさりした性格でイヤなことがあってもすぐに忘れてしまいます。
また、出し惜しみをしないので、ほしいものはすぐに手に入れようとします。
浪費により経済的に苦しんだりしないように、金銭感覚を磨くことが求められます。
雲がないときとあるときでは日差しの強さが大きく異なるように、丙の人にも気分屋の一面があります。
感情が表に出るので、わかりやすいともいえます。

丙の人の一般的傾向

太陽が2つある場合には、悪く働く場合があります。
その場合は、命式中に癸(雨雲)があるとそれを補うことができます。
冬は日差しが弱くなるので、光を反射する海や大河を必要とします。
つまり、命式中に壬(海や大河)があることがプラスになります。

「丙」の相性

日干が「丙」と他の星との相性についてご紹介します。

甲と丙

木(甲)と太陽(丙)の関係です。
日が当たることで木は育ちます。
太陽のパワーは無限なので、丙が甲に見返りを求めることはありません。
両者の相性は基本的には良好です。
しかし、あまりにも太陽の光が強いと木が枯れてしまうように、ときには丙
が甲のよさを押しつぶしてしまうことがあります。

乙と丙

草(乙)と太陽(丙)の関係です。
甲と丙の関係に似ています。
乙にとって丙の光と熱はありがたい存在です。
しかし、太陽の光が強すぎると草は枯れてしまいます。
甲よりも弱い乙にとって、丙とのつきあいは十分に気をつけなければなりません。
むしろ、丙が少し弱いくらいの方が、バランスがとれて相性がよくなります。

丙と丙

太陽と太陽の関係です。
エネルギッシュで明るいタイプ同士なので、一緒にいれば楽しく、大いに盛り上がります。
ただし、浪費傾向も強まります。
気分屋の一面が出たときにはケンカもしますが、何事もなかったかのように仲直りできます。

ライバル関係になれば派手に競い合います。

丙と丁

太陽(丙)とロウソク(丁)の関係です。
同じ火でありながら、性格は大きく異なります。
とはいえ昼には太陽が、夜にはロウソクが必要であり、どちらか一方のみでは1日の半分は暗闇になってしまいます。
お互いの違いを尊重すれば、親しい関係になれるでしょう。
丙が、自分と比べて弱い丁を理解しようとする姿勢がカギになります。

丙と戊

太陽(丙)と山(戊)の関係です。
太陽は巨大な山全体を照らすことができます。
何かと武骨で不器用な戊ですが、丙と一緒にいれば、長所が周囲の人にもよくわかる形で表れるようになります。
ただし、丙があまり元気でないときには戊の融通の利かなさを不満に感じ、自分ばかりが損をしているような気分になります。

丙と己

太陽(丙)と畑(己)の関係です。
丙は己に惜しみなくエネルギーを注ぎます。
己もしっかりとそれに応えます。
ただし、あまりにも丙の力が強い場合には、己は乾燥し力を失ってしまいます。
己にとってはありがた迷惑となります。
エネルギッシュですがやや繊細さに欠ける丙とのつきあいは、己には苦痛に
なるおそれがあります。

丙と庚

太陽と鉄の関係ですが、それではイメージしにくいので、鉄は斧や刀と考え
ます。
楽観的でパワフルな丙と切れ味の鋭い庚の関係は微妙です。
丙がいくら熱を注いでも、庚は少し丙がいなくなるとすぐに冷めてしまいます。
丙のことをそれほどありがたがるわけではありません。
適度な距離を保つことが良好な関係を続けるカギになります。

丙と辛

太陽と宝石の関係です。
丙の光により辛は美しく輝きます。
とはいえ、移り気でプライドの高い辛は、特に感謝することもありません。
それどころか、強いエネルギーをもつ丙に暑苦しさを感じることさえあります。
丙のおおらかな心に甘えることなく、辛が少し思いやりの心をもてば、関係はよくなるでしょう。

丙と壬

太陽と海の関係です。
スケールの大きな者同士、気が合います。
太陽は水面によって照り返されることに喜びを感じます。
また、海を温めることができるのは太陽だけであり、壬は丙の偉大さを認め、大事にします。
手を組めば、とてつもなく大きな仕事をやり遂げることができます。

丙と癸

太陽(丙)と雨雲(癸)の関係です。
雨の日には太陽の光も十分に届きません。
パワフルな丙にとって癸は、ひ弱そうに見えてなかなかやっかいな存在です。
一方、降った雨は太陽に照らされるとすぐに乾いてしまいます。
癸にとっても丙は、自分のよさを消してしまう存在です。
うまくやっていくことはかなり難しいといえます。
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