今回は、四柱推命で日干が丁の人の性格や特徴をご紹介します。
丁は陰の「火」ロウソクの火や松明の火に例えられる
丁は陰の「火」です。日干が丁の人は、ロウソクの火や松明の火に例えられます。
太陽のような明るさはありませんが、暗闇を照らし安心感をもたらします。
丁の人は、身近な人々を地道に支える役割が与えられています。
持ち前の優しさにより、親身になって他人の相談に乗ることができるでしょう。
小さな灯は風が強く吹いたり、雨が降れば消えてしまいます。
神経質で繊細な性格 ストレスをため込まず発散を心がける
丁の人の性格は神経質で繊細です。
常日頃は穏やかで、物静か。不満があっても表に出すことはありません。
しかし、ロウソクの火も松明の火も扱い方を間違うと火傷を負ったり、火事を起こしたりします。
丁の人も、内に大きなエネルギーを秘めています。
ときとして、日頃のおとなしさからは考えられない大胆な行動に出ることがあります。
ストレスを溜め込まないように、うまく発散することが大事です。
同じ五行でも、陽の火である西が間千の人とは違って、他の人からはわかりにくいタイプといえるでしょう。
誤解されることも多いので気をつけましょう。
丁の人の一般的傾向
人工の火は燃料を必要とします。
一番ふさわしいのは木。草では着火剤にしかなりません。
木を切るには斧がいります。つまり日干が丁の人には、命式中に甲(宝石や小さな刃物)と庚(鉄)があるとプラスに働きます。
丁の相性
日干が丁の人の相性についてご紹介致します。
甲と丁
木と灯火の関係です。
切られて薪となった木は、 灯火になくてはならないものです。
健気に暗闇を照らす丁のために、 甲はすすんで身を捧げます。
ただし、丁が甲の献身的な姿勢を当たり前のように思い、 感謝の気持ちを忘れるような
ことがあると、両者の関係にひびが入ります。
ことがあると、両者の関係にひびが入ります。
乙と丁
草と灯火の関係と見ます。
ただし、 草は薪と違いすぐに燃え尽きてしまいます。
客観的に見れば、 乙にはかなりの負担がかかっていることになります。
丁はそのことにあまりにも無頓着です。
灯火が大きくなるほど、 燃料が必要になるので、よい関係を長く続けるのは大変です。
丙と丁
太陽(丙)とロウソク(丁)の関係です。
同じ火でありながら、 性格は大きく異なります。
とはいえ昼には太陽が、夜にはロウソクが必要であり、 どちらか一方のみでは1日の半分は暗闇になってしまいます。
とはいえ昼には太陽が、夜にはロウソクが必要であり、
丙が、
丁と丁
ロウソクとロウソクの関係です。
ロウソクが集まれば、 暗闇を照らす明るさは強くなります。
まさに比和の関係です。
ただし、 松明とロウソクのように、両者の力関係に明らかに差があるときは、関係が微妙になります。
小さな失火から大火事が起きるように、 ちょっとした行き違いから周囲を巻き込んでの大きなトラブルにつながる可能性があります。
小さな失火から大火事が起きるように、
丁と戊
ロウソクと山(戊)の関係ですが、 この場合は火と暖炉の関係と考えるとよいでしょう。
暖炉が火をしっかりと守り、暴走するのを防ぐように、 戊の加護のもとで丁はのびのび力を出すことができます。
ただし、戊が弱く丁が強い場合には、 力のバランスが崩れて行き違いが生じます。
ただし、戊が弱く丁が強い場合には、
丁と己
ロウソクと畑(己)の関係です。
ロウソクは焚火と考えてもよいでしょう。
そんな土の上では、 火は完全燃焼できずにくすぶります。
また、己にとっても丁は、 作物が育ちやすいように温めてくれるわけではありません。
丁と庚
火と鉄(庚)の関係です。
火の力で庚は刺され、鋭い刃物になります。
また、庚に向上心がなければ、 丁を鬱陶しい存在として認識することになります。
丁と辛
ロウソクと宝石(辛)の関係です。
ダイヤモンドも燃やされると、 ただの灰になってしまいます。
気位の高い辛にとって、丁はうとましい存在です。
丁が近づこうとするほど、 辛の心は離れていきます。
丁と壬
ロウソクと海(壬)の関係です。
とはいえ、海に投げ込まれたロウソクは消えてしまいます。
双方が自分を抑えることが、関係を続けるポイントになります。
丁と癸
ロウソク(丁)と雨雲(癸)の関係です。
雨が降ればロウソクの力は衰え、 ときには消えてしまいます。
丁とが円満な関係を築くことは、 簡単ではありません。
山小屋で雨水をためて、温めて飲むこともあります。
山小屋で雨水をためて、温めて飲むこともあります。